2010年09月05日

vol.16

Vol.16

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ここ一年くらい、14歳になる老犬イヴの体調や様子が変わりました。何が原因なのでしょうか?

●飼い主:イブママ 女性
●愛猫:イヴ 14歳 男性
イブの気まぐれ散歩にお付き合い
http://eve19661224.a-thera.jp/

うちのイヴは、もう14歳になる老犬です。最近は、食も細くなり、散歩もあまりと遠くには行きたがらなくなりました。

ここ一年ぐらい前から、祖祖することが多く、廊下やところかまわずのことがあります。何か原因があるのでしょうか?怒ってもあまり効果がないようです。年齢の問題なのか、何かほかに訴えていることがあるのか?イヴが何を思い、どうしたいのか、知りたいです。老犬なので、体調面も心配です。アドバイスください。

粗相をした時も、正しくできた時も褒めてあげるようにして!
これまでにないくらいの愛情を表しながら、可愛がってあげましょう。


回答

イヴちゃんの粗相、一つにはやはり老化が大きな原因になっています。身体的な機能の問題というよりは、トイレの仕方を忘れてしまっているような感じを受けます。間に合わなくてついやってしまった、というより「あれ、どうだったっけ?」みたいなふうになってしまっているのだと思います。今までしつけられて覚えてきたはずのことが、全てではありませんが少しずつ忘れられてきているような感じです。これは叱ったらかわいそうかもしれませんね。叱られてものすごく落ち込んでいる、萎縮しているというふうには見えないのですが、イヴちゃんなりに少しは気にしています。イブママさんに叱られたくない、というより「喜んでほしい」と思っているのです。そこがまた健気で「今度はちゃんとやろう、さて、こうだったっけな?」みたいにしているわけです。

もう一つ、これはイヴちゃんも自覚していないことなのですが、この子なりに今のおうちやイブママさんにとても愛情と愛着を感じているので、老いて人生(犬生?)も終盤に差し掛かっている今、ここを去りたくないなあとかここに自分の痕跡を残しておきたいなあなどという無意識の願いが表れています。生まれ変わってもまたここで暮らしたいと思っている、とハッキリ出ました。つまり、家中にマーキングをしている状態なのです。 これもちょっと叱れません。どちらにしても叱るのは全く効果がないので、正しくできたときにものすごく褒めてあげる、喜んでみせてあげるほうが良さそうです。こうすれば喜んでもらえる、というのもまたすぐに忘れてしまうかもしれませんが、それでも叱るよりは効果があると思います。

更に、2番目の意識下の理由を考え合わせると、もうこれまでにないくらい愛情を持ってそれを表しつつ可愛がってあげるしかありません。そんなことをしなくてもここはずっとあなたのおうちだよ、ずっと一緒にいられるよ、と心で伝えてあげるのが良いと思います。

ポイントカード:カップ5(逆位置)

以前これの正位置をポイントカードにあげたことがありますが、今回は逆位置です。これは「過去のことがきれいさっぱり忘れられる」ような意味です。
ここでは他のカードとあわせて読んだ結果「老化により忘れっぽくなっている」というふうになりました。


これはイヴちゃんの問題の意識下の原因の部分に出ました。危機感を抱いている、何とか土俵際に残っているというような意味です。自分がいなくなったらここが自分のおうちではなくなってしまう、さあ大変だ!と、その自覚はありませんがイヴちゃんはそう考えているのです。
通常、動物は時間の観念が人間とは違うので将来の不安や心配などを抱くことはありません。ですからこの場合も不安感などという心理的な問題ではなく、もっと本能的な衝動に近いことだと思います。

私たち人間と違って動物には金銭や衣食住などについての不安はありません。彼らの場合、不安感とは事の大小によらず専ら「自分の存在が脅かされるか否か」という部分に根ざしているように思います。特に、ペットとして人間と共に暮らしている動物にとっては、単なる「生存」というよりも人間から愛情を与えられているか否か、という「自分の存在価値」が問題になります。これがさまざまな状況でいろいろな形になって表現されているわけです。しかし、実はこれって人間も全く同じなんですよね。衣食住が足りていてもみんな「愛されたい」「自分の価値を何かの形で証明したい」と願い、それが満たされないといろいろな病気を引き起こしたりすることさえあります。

今回のイヴちゃんのケースは、おかしな喩えですがお年寄りが自伝を書いたりして自分の人生をきちんと記憶される形で残しておきたいなどと考えることに似ているような気がします。それが「マーキング」のような形になってしまったのでしょう。単に老化によってうまくできなくなったというだけではなく、無意識ではあってもどこか本能的に「自己証明」しようとしているわけですからそれをただ「止めなさい」というのは「自分の存在の証を残すのを禁じられる」のと同じになってしまいます。現実問題として粗相をされるのは「ああ〜あ」でしかないのですが、粗相もその始末も「イヴちゃんがいてくれる」今だからこそできることなのだ、というふうに気持ちを切り替えてみるのも良いと思います。



鑑定者紹介

碧海 ユリカ (あおみ ゆりか)

慶応義塾大学大学院文学研究科修士課程修了

潮島郁幸に西洋占星学を師事する傍ら独自のタロットカードリーディングを研究、「運」より「意識」を重視し、深い洞察と直観により幅広い分野における的確かつポジティブで元気が出るリーディングに定評がある。(大の猫好き!)


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ニックネーム アセラ事務局 at 00:00| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする